ストーリー
僕は宮瀬慎吾。 どこにでもいる、ごく普通の男子。　いや、普通じゃないかな？
僕のママ “莉緒（りお）。 自分のことを棚に上げて、自己理論の正論をズケズケ言い僕に押し付ける。
僕のことより自分の見栄を優先する、自己中心な “自称” よくできた母。
僕のパパ “誠（まこと）”。 エリート街道まっしぐらの、よくできた父親の仮面を被った人物。
薄っぺらい表面だけの “自称” 完璧な自分を押し付けてくる。

くだらない偽善者2人が家族にいる。 わかるだろ？ この苦痛な空間。
今日もまた、僕を怒って自分を慰めているママ。でも、あまりにも理不尽……いわゆる八つ当たりをされて……。
あまりにもイラっと来たので、壁を思わず殴ってしまった。当然、ママは逆上。
面倒だなと思っていたら、落ちてくる一枚の紙。タンスの上にでもあったのだろうか、僕はそれを手に取る。
目の前のママは、さらにヒートアップ。でも、そんなことはどうでもいい。
その紙は、僕を助けてくれる天からの授け物。逆転のチャンス。
それは1枚の写真。そこに写っていたのは、若い頃のママ。
しかも、屋外で真っ裸……。

これで、全てを崩してやる。 僕をこう育てたことを後悔させてやる。
そして僕は、その写真をママに突きつけた……。